東京国立博物館のポンペイ展に行ってきました。遺跡の中を歩くような展示、大きな文字で説明がシンプルなのも良かったです。モザイクや家具、食器などに至るまで、とにかく繊細で美しいので、予備知識なしでも心が震えました。
ヒエラルキーはあるものの努力次第で女性も奴隷も富裕層に這い上がれる自由な感じの文化も好感が持てます。食事も美味しく衛生的で、上水が整備されて青銅のバルブとかが残っています。これが2000年も前に存在した事に思いを馳せるだけで胸がいっぱいになりました。
番犬注意のモザイクとか、現代でもありそうじゃないですか?
ところでこちらの写真はユリア・フェリクスという出自は低くとも実業家として成功した女性の邸宅前に出ていた看板だそうです。自宅兼賃貸住宅の入居者募集の宣伝だそうで。不動産投資は今も昔も資産運用の鉄板だったようです。