読書・ドラマ感想

ドラマ・読書感想: 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい

メルカリのポイント期限が迫っていたので買ってしまいました、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)」1巻。

本屋で正規価格で買って印税に貢献したいと思っていたのに、誘惑に勝てませんでした。ドラマが終わったら丸善(単元株主)で2巻以降大人買いしたいと思っています。

チェリまほ

童貞のまま30歳を迎えたことにより、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れた、冴えない30歳のサラリーマン・安達清。思わぬ力に困惑する中、ふと社内随一のイケメンで仕事もデキる同期・黒沢優一に触れたとき、なんと彼から聞こえてきたのは、自分への恋心だった。初めて誰かから寄せられる好意に戸惑う、“初々しさ全開”の安達×クールなポーカーフェイスの裏で安達への恋心が爆発している“恋する乙女全開”の黒沢。そんな二人の関係が「心の声」を通して時に繊細に、時にコミカルに紡がれていきます。(キービジュアル・解説ともにドラマ公式サイトより引用)

ドラマ感想

チェリまほのキュンが過ぎてQOLが著しく向上した結果、大抵のことは笑顔でやり過ごせる気がする自分がいます。

タイトルから全く期待していなかったのですが、友人に勧められて何となく観てみて大正解でした。

ドラマ版のここがすごい

原作のコミカルな部分も取り入れつつ、ドラマならではのアレンジ、秀逸なキャスティング、映画みたいな美しいカット、OP・ED曲の良さも相まって、深夜と思えないクオリティです(タイトルで避けられる可能性もあるので損してる気がしますが。)。

俳優やスタッフの原作への理解とリスペクトを感じます。脚本家さんも有名な方らしいですね。原作のストーリーをきれいに再構成して、生々しい表現は避け、主人公たちの台詞も育ちの良さが滲み出ていて安心してみられます。仕事関連のエピソードもしっかり背景を練ってるのかスッと入ってきます。セクハラ・パワハラの表現については、うまく視聴者に問題提起させるようになっていますね。

原作はコミックなので、それに合った表現というものがあり、こちらも好きです。寧ろドラマ版と漫画版、それぞれの違いをいい意味で楽しめます。また、原作も生々しい表現は極力排除されているので、BLコミックと身構える必要なく楽しめます。

とにかくキュンキュン

自己評価の低い主人公安達くんが、周囲の優しさや悩みに触れて成長していく姿、安達くんと黒沢さんの心の触れ合い、ピュアなラブストーリーにキュンキュンしします。

コロナで人と直接触れる機会が減って、疑心暗鬼になりがちな今だからこそ刺さる内容だと思いました。深夜遅くなのと子供とは観れないかも、ってなタイトルですが、中身は健全です(踏み込んだのは映画化すれば良いですよ、課金します)。

何より、赤楚衛二さん演じる安達くんと町田啓太さん演じる黒沢さんが美し過ぎて眼福です、合掌。チェリまほ観るまで2人とも知りませんでしたが、演技も表情も良いですね。演者2人の素の部分に近いのでしょうか、原作と比べると、安達くんは小動物のようにより可愛らしく、黒沢さんは妄想や心の中も紳士的な好青年になっています。

毎回が神回で、7話は多幸感で溢れていました。来週以降はさらにドラマオリジナルの要素が増えるとのことで、期待しかありません。