コロナ禍で国内旅行の楽しさに目覚めています。先日は家族で初めてのお伊勢参り。
伊勢神宮近辺には外資系ホテルチェーンや大規模ホテルはなく、拠点となる宿は限られています。
今回、お伊勢参りの拠点に、おかげ横丁から徒歩7分程度、伊勢神宮内宮まで徒歩15分の場所にある「いにしえの宿 伊久」に宿泊しました。箱根の水の音と同じ系列で、たくさんの温泉を楽しめる、リゾートの中で最上位のお宿です。
車なしでも早朝に靄のかかった伊勢神宮に参拝することができ、充実した旅となりました。
いにしえの宿伊久
アクセス
名古屋駅から特急で伊勢市駅へ。伊勢市駅から徒歩で外宮を参拝してからバスに乗っておはらい通りまで移動しました。伊勢神宮は外宮と内宮があり、かなりの距離があります。
↑公式ホームページよりお借りしました。
おかげ横丁からは、徒歩5分程度です。
赤福本店横の橋を渡って突き当たりを右に曲がると、古い庚申塚に続く階段があります。
階段を登っていくと、
小さなお社が。
さらに階段を登って行くと、
階段を登ったところで伊久の門がお出迎え。
玄関を入ると、大きな生花が目に飛び込んできます。
フロント
玄関を入って左手が下駄箱(ロッカーキーは自分で管理します)、正面奥がフロントです。
大雨だったので少し早くチェックインしたのですが、3時までは部屋に入れませんでした。
地味に嬉しかったのは、シューズドライヤーが玄関に何台か置いてあったこと。
待合でコーヒーを飲みながら、鍵を渡してもらえるのを待つことに。
待合の隣にはお土産屋があります。
アメニティはフロント横で必要な分だけ持っていきます。
部屋には館内着として作務衣がありますが、浴衣も選べます。
浴衣コーナーの横に広いラウンジ。
枕も選ぶことができます。
部屋
部屋に続く廊下は全て畳で、裸足で館内を歩き回ることができます。
中に入ると、コンパクトながら素敵なお部屋がお目見え。ベッドはセミダブルで幼児と寝てもゆったり広々です。
部屋の奥のベランダには、プライベートな露天風呂。沸かし湯で温泉ではありませんが、とても素敵な造りです。窓枠の右上にボタンがあり、部屋からワンタッチで湯張り出来ます。
館内を移動するときに使えるカゴバッグ。大浴場にはタオルがないため、部屋から持参します。
部屋の真ん中にあるローテーブルには、宿からのおもてなしとしてゼリーの詰め合わせが置いてありました。立派な包装にずっしりと重みのある梅ゼリーとジュースです。
お菓子入れの中にはウェルカムスイーツとしてあぶり餅が。太閤出世餅というお菓子で、大変美味でした。
テレビはテーブルの真前に。お茶や電話、作務衣などの備え付けの備品はこちらに全て揃っています。
お茶類
電話と金庫も戸棚にあります。電話はカバーの下なので一瞬迷ってしまいました。
作務衣はテレビの下に。
クローゼットには嬉しい衣類消臭剤スプレーが。
冷蔵庫と給湯器のある水屋です。
洗面台とシャワー。ベランダに露天風呂があるため、内風呂はありません。
アメニティはミキモト。シャンプーとコンディショナーで洗った後はツルツルになりました。大浴場にはミキモトのクレンジング、洗顔料、化粧水、乳液が用意してあり、手ぶらで行けるのが嬉しいポイント。
お手洗いもきれいです。
玄関横には箱庭がありました。地味に癒しのポイントです。
温泉
温泉は男女入れ替えせ制。奥が岩風呂、手前が檜風呂でした。
深夜に2時間ほど掃除とメンテナンスが入りますが、基本的に早朝深夜いつでも入れます。早朝に内宮参拝する前にも温泉につかることができました。
貸切風呂は使われているときはランプが点灯します。今回は全てのお風呂に入ることができました。
こちらは伊勢の湯です。
共立メンテナンスならお馴染みのサービス、温泉湯上がり処でほっと一息。夜はアイスキャンディ、朝は瓶のコーヒー牛乳とフルーツ牛乳をいただけます。
おやつ
口福処という、おやつ、コーヒーなどのドリンクがセルフでいただけるコーナーもあり、子供が大喜びしていました。
夕食
夕食は、祥山というレストランでいただきます。朝食もこちらでいただきます。
ウェルカムドリンクはサービスで無料でいただけます。
夕食は伊勢海老や松坂牛を選べる豪華なコースです。
鱸のあおさ焼き
主人も私も伊勢海老の岩塩蒸しを選びました。
翠に輝くキャビアが添えられた胡麻豆腐。
ご飯物としててごね寿司、主人はうな茶漬けを選びました。
デザートはフルーツのゼリー寄せと抹茶大福。
早朝のかたぱんサービス
早朝のお伊勢参りに行く客のために、朝4時半から「かたぱん」のサービスがあります。
早朝のおかげ横丁を独り占めしながら内宮へ向かいます。
昨日は大雨でしたが、翌日は雨も上がり神秘的な霞がかかっていました。
帰りは朝5時から開いている赤福本店で出来立ての赤福を。至福の時です。
朝食
内宮を参拝し、赤福で小腹を満たして一休みした後は、お待ちかねの伊久の朝食です。
たくさんの小皿にお惣菜が盛り付けられた御膳とお腹に優しい豆乳鍋です。
新鮮な野菜ジュースのおめざ。
定番のご飯のお供、納豆、温泉卵、海苔は好きなだけいただけます。
お腹いっぱい、大満足の朝食でした。
まとめ
いにしえの宿伊久の宿泊体験記をお届けしました。
共立メンテナンスリゾートの中でも、最も風格のある旅館です。内宮に最も近いリゾートホテルと行っても過言ではないでしょう。おかげ横丁から徒歩5分、内宮まで徒歩15分と、文句なしのアクセスの良さと、散策の疲れを癒す多種類の温泉、居心地の良い部屋、美味しい料理で、お伊勢参りが満足のいく旅となりました。
今回は早朝参拝を目的としていたため、残念ながら「夜泣きそば」は食べませんでしたが、伊久でももちろん提供されています。
伊勢の凛とした空気に触れるため、また今回訪れなかった志摩方面も含めて再訪したいと思える素敵な場所でした。