マイル・旅行

松江しんじ湖温泉「皆美館」滞在記

今年もお盆を避けて主人の実家のある島根に帰省しました。

昨年同様、往路はJALマイルを使って出雲空港から入ります。土日プラス有休の3日間ですが、旅行も兼ねて1泊「皆美館」に宿泊ました。

皆美館

「皆美館」は、皇族や多くの文豪も訪れた、松江しんじ湖温泉と言えばここ、と言われるほど有名な旅館です。

限られた部屋数のきめ細かいおもてなし、料理旅館の美味しい懐石、有数の日本庭園、部屋付き露天風呂、昔ながらの造りを生かしながらフルリノベーションされた快適な空間、etc..夢のような滞在となりました。

アクセス

皆美館は、一畑電車北松江線の「松江しんじ湖温泉駅」とJR「松江駅」の真ん中に位置しています。

徒歩では20分以上かかるので、駅のタクシー乗り場からタクシーで向かうのがお勧めです。

旅館から松江城まで徒歩約10分で、堀川めぐりボートの駅のあるカラコロ広場からも徒歩5分程度と、松江観光には抜群のアクセスの良さです。

エントランス

歴史ある旅館の風格漂うエントランス。料亭も兼ねているので、お品書きもディスプレイされてます。


入口までのアプローチも、日本庭園を思わせる造りでワクワクしますね。

ロビー


掛け軸、お皿、壺などが飾られています。

ラウンジには文豪や有名人のサインが飾ってあります。

こちらのラウンジでは、朝食後にコーヒーや紅茶をセルフサービスでいただくことができます。

ソファに座ってチェックイン。

暖かいお絞りとお茶、お煎餅をいただきながら、手続きを進めます。

部屋

エレベーターを降りると一段高いお座敷に案内されます。

この部屋で靴を脱ぎ下駄箱に入れ、

畳敷の廊下に出ます。

廊下を曲がると、

本日のお部屋、芙蓉に到着です。

鍵は勾玉の形で出雲らしさが演出されています。

部屋に入ると長い廊下にまず驚きます。

廊下の奥にはリビング、そして宍道湖ビューが待っていました。

お洒落なソファが、和風モダンな雰囲気を演出してくれます。

ガラスの奥には源泉かけ流しのお風呂も見えます。

ウェルカムスイーツとして老舗和菓子店のお茶菓子をいただきました。

クローゼットの中には、小物入れが。

開けてみると、ソーイングセットでした。

引き出しの中には、作務衣と浴衣、どちらも用意があります。

その下の段には、羽織とさらに肌触りの良いパジャマも用意されています。

1番下の引き出しには金庫。

ポットとアルカリイオン水のサービス。アルカリイオン水はなくなったら補充してもらえます。

コップ類は下の引き出しに。

冷蔵庫にはビールやペットボトルの水が入っています。いずれも有料です。

銅鐸のオブジェでしょうか。出雲らしさが出ています。

ガラスの向こうはバスルームです。

内風呂はなんと源泉かけ流しの温泉です。

アメニティは非常に充実しており、特段のこだわりがない限り手ぶらでも問題なしです。

フワフワのバスローブも用意されています。

リビングとは別に、玄関開けてすぐの扉はベッドルームに繋がっています。

導線も便利で、明るすぎないライトの横に電源やUSBポートもあります。

ベッドルームには大きなクローゼットもあります。

リビングの手前には、洗面台付きの綺麗なトイレ。

大浴場

2回のエレベーターホールの目の前に大浴場へのアプローチがあります。


全室源泉かけ流しのお風呂がついているので、大浴場はやや小さめです。

部屋風呂を楽しんでいる方が多いのか、あまり人に会いませんでした。

湯上がりのお茶のサービス。昨年訪れた星野リゾート界 玉造でも提供されていた島根名産品の桑の葉茶を行けただけます。

日本庭園

皆美の日本庭園は有名で、海外の日本庭園ランキングの上位にランクインしているそうです。

宍道湖を借景とする枯山水庭園はアメリカの日本庭園専門誌のランキング『しおさいプロジェクト』で例年上位、2018年~2019年にかけては3位にランクインするなど高い評価を得ています。

食事

食事は一階のレストラン「みな美」でいただきます。

夕食

夕食会場は、こちらの日本庭園が見られるテーブル席の部屋ではなく、その奥にある個室でした。

ライトアップされた庭園を観ながらの食事も捨てがたかったですが、小さい子供がいるため、個室でゆっくりできたのは非常にありがたかったです。

お品書きに加えて、一品一品にこだわりの解説が付けられ、さらに食事が美味しく感じらました。

ボリュームも味も満点、中居さんの上品なおもてなしにも大満足、さすが料理旅館です。本当に贅沢なひとときでした。


選べるメインディッシュは、出雲の和牛のしゃぶしゃぶを。

ご飯ものは雲丹の釜飯を選びました。


朝食

朝食は、日本庭園を眺められる個室でいただきました。

朝定食は、和定食と皆美館特製の鯛出汁茶漬け定食から選べます。

せっかくなので、主人と私でそれぞれ別のものを注文しました。

夕食と同様、お品書きだけではなく、各料理の詳細な説明が記載された別紙をいただきました。

鯛茶漬けと和定食は副菜はほとんど同じで、主人が選んだ和定食には、板わかめの炙りなどが付いていました。。

土鍋ご飯には美味しいおこげができてきます。ついつい、たくさんおかわりしてしまいました。

鯛だし茶漬け定食には、鯛のそぼろ、丁寧にうらごしされた黄身そぼろ、白身そぼろが付いてきました。

皆美館特製の鯛のお出汁はおかわり自由。土鍋ご飯の美味しさも相まって、お腹パンパンになるまで沢山食べてしまいました。

朝食後には、ラウンジでセルフサービスのコーヒーをいただきました。

なんとも贅沢なひとときでした。

おまけ

チェックアウトした後は、部屋に置いてある皆美館スタッフさん手作りの周辺散策マップが大活躍してくれました。

松江城まで徒歩圏内で、レトロで上品な雰囲気漂う松江市内を散歩するには、皆美館は絶好の立地でした。

まとめ

お盆を外して遅めの夏休み。今年も主人の実家のある島根に行くことができました。

この度、初めての松江きっての料理旅館「皆美館」に宿泊しました。落ち着いたきめ細かいサービス、そして部屋、宍道湖を借景とする日本庭園や料理などは歴史や重みを感じられつつ、快適にリノベーションされた、新旧良いとこどりの素晴らしい宿でした。

価格帯は少し高めでしたが、マイルで交通費を節約できましたし、大満足の滞在となりました。また機会があれば、別の部屋に滞在し、季節の料理を味わいたいものです。